■太極拳の要諦
太極拳はご存じのとおり、中国で生まれました。
「易に太極あり、これ両儀を生ず。両儀は四象を生じ、四象は八卦を生
ず。」 陰陽は太極の流転の要素であり、事物を対立・統一するという二面性を備え、太極拳においては「虚実・開合・動静・蓄発」等として具現化され、相互転化が行われます。
太極拳は、深い放松(リラックス状態)で「入静」という状態を保ちながら練功を行っていく事から「動く禅」とも呼ばれています。
練習を重ねていく中で、少しずつその本質を体得していく事ができるようになりますが、普段の生活の中での、緊張と弛緩、運動と休息、息を吸い吐く、といった動きの中からも陰陽のバランスを整える事ができ、本来人間が持っている生命力を感じていく事ができます。
自然の本質と一体となる、それが中国伝統思想「太極」なのです。
太極拳を練っていくことで、仕事や勉強などのストレスを解消しながら、免疫力のある健康な身体作りを目指していきましょう。